メルボルンC前哨戦の豪G3ジーロンカップ、英国馬ワンスムースオペレーターが快勝

2024年10月25日 11:39

 現地23日、11月の豪G1メルボルンカップの前哨戦にあたるG3ジーロンカップ(ハンデキャップ、芝2400m)がジーロン競馬場で行われ、英国からの遠征馬ワンスムースオペレーターが快勝した。

 レースは1番人気に推されていたアンユージュアルレガシーがスタート直後に故障で競走中止する波乱となり、ワンスムースオペレーターは後方3番手に控える展開に。中盤で外からじわじわポジションを上げていったワンスムースオペレーターは残り400メートル付近では3番手まで浮上。直線入り口で先頭に立つと後続を一気に突き放して2.25馬身差の勝利を収めた。

 B.エリスン厩舎のワンスムースオペレーターはダイアルドイン産駒の6歳セン馬。これまでの主戦場はオールウェザーで、芝では今回が初勝利、重賞も初制覇となった。なおこの勝利を受け、大手ブックメーカー『スポーツベット』はメルボルンカップでのオッズを51倍から10倍までカットしている。

 北半球の調教馬でジーロンカップを勝った馬たちはメルボルンカップで好成績を挙げるケースが多く、メディアパズル(2002年)、アメリケイン(2010年)、ドゥーナデン(2011年)が両レースを連勝している。