【コックスプレート】「危険な人気馬」追い切りで放馬のヴィアシスティーナは直線短いコース?

2024年10月26日 14:24

 ヴィアシスティーナ(牝6、C・ウォーラー)は危険な人気馬だ-。昨年はアイルランドで牝馬限定のG1プリティーポリーS(今年の勝ち馬はのちの凱旋門賞馬ブルーストッキング)を制し、大一番の英チャンピオンSも2着に好走。欧州のトップホースだった牝馬がオーストラリアに移籍すれば、中距離路線の主役になるのは当然かもしれない。

 前走ターンブルSも勝って、オーストラリア移籍後、早くもG1・3勝目。管理するのは名牝ウィンクスでコックスプレート4連覇を果たしているクリス・ウィーラー調教師。鞍上の天才ジェームズ・マクドナルドも一昨年アナモー、昨年ロマンチックウォリアーに続く、このレース3連覇がかかっている。

 ただ、心配なのが、最終追い切り(22日のムーニーバレー競馬場)で放馬するアクシデントがあった点。直線を向いたところで馬がつまずき、マクドナルド騎手が落馬。馬はそのまま約3周、コースを走っている。獣医検査で異常は見られず、木曜に再びムーニーバレー競馬場で調教を行い、金曜朝にウォーラー師は出走に前向きなコメントを出しているが…。

 カラ競馬場のプリティーポリーSもアスコット競馬場の英チャンピオンSも後方待機から最後の直線で大外を豪快に伸びてくる競馬。直線が長いコース向きの印象もあり、コーナーがきつく、直線の短いムーニーバレーのコース形態でどこまで追い込めるか。末脚不発の心配も…。

出典:日刊スポーツ