豪G1スプリングチャンピオンS、キャステルヴェキオ産駒のエルカステロが快勝
2024年10月27日 10:18
豪ランドウィック競馬場で現地26日に3歳G1スプリングチャンピオンステークス(芝2000m)が10頭により争われ、好位キープの1番人気エルカステロが後半に迎えた急展開を冷静に乗り切ると、直後でマークする3番人気ヘンラインの追撃を封じて快勝した(0.36馬身差)。
逃げ馬に約1馬身の2番手を確保したエルカステロだが、残り800mを迎える前に背後の馬が一気に仕掛けてきて先頭を奪う。これに対してエルカステロは付き合うことなくひと呼吸置き、3馬身ほど離れてから最終コーナーでスパート。直線半ばから先頭に立って押し切った。2着から1.42馬身差の3着には後方2番手から馬群の中を突いて7番人気のファームアグリーメントが追い込んでいる。
エルカステロは父が2019年のコックスプレートでリスグラシューの2着だったキャステルヴェキオ(父ダンディール)の牡馬。2歳時は3戦未勝利だったが、3歳の今季は9月24日の初戦から前走のG3グローミングステークスまで3連勝と素質を開花させ、今回のG1初制覇で4連勝(重賞2勝目)とした。
豪競馬メディア『racing.com』によると、エルカステロを管理するA.カミングス調教師は次走でヴィクトリアダービーに挑戦させる意向を明かしている。