現地26日、ヴィクトリアダービー前哨戦のG2ゴルフヴァーズ（3歳、芝2040m）がムーニーバレー競馬場で行われ、好位追走の1番人気レッドエーシズが2番手から先に抜け出した5番人気オープニングアドレスに襲い掛かり、ゴール前で3頭一線の争いに競り勝った。

　道中3、4番手キープのレッドエーシズは最終コーナーで並び掛けたオープニングアドレスに一度は突き放されるも食い下がる。そこに後方追走の2番人気キングオブサンダーも外から急追。ゴール前で3頭が並んだが、真ん中のレッドエーシズが0.25馬身差で人気に応え、さらに0.02馬身差の2着争いをオープニングアドレスが制した。

　レッドエーシズはダンディール（父ハイシャパラル）産駒の牡馬でN.ライアン調教師が管理。2歳終盤の7月2日にデビューして2戦目の同20日に初白星を挙げ、それから2カ月を空けて始動した今季は3戦目での通算2勝目が今回の重賞初制覇となった。

　豪競馬メディア『racing.com』は、大手ブックメーカー『スポーツベット』がヴィクトリアダービーにおける前売りでレッドエーシズを8倍から6倍の1番人気にカットしたと報じている。