​仏2歳G1クリテリウムドサンクルーはテネシースタッドが快勝、おじにロックオブジブラルタル

2024年10月28日 11:55

 現地27日、仏サンクルー競馬場でG1クリテリウムドサンクルー(2歳牡馬・牝馬、芝2000m)が行われ、D.マクモナグル騎乗のテネシースタッドが勝利した。

 わずか3頭立てで行われたレースでテネシースタッドは先頭から1馬身ほど離れた2番手を確保。そのまま直線に入ってスパートすると残り約100メートルで逃げていたグリーンストームをかわし、1馬身半差の勝利を収めた。

 J.オブライエン厩舎のテネシースタッドはウートンバセット産駒。前走の愛G2ベレスフォードステークスは後に英G1フューチュリティトロフィーを勝ったホタズヘルの2着だったが、フランス遠征での重賞初勝利がG1初制覇となった。

 サドラーズウェルズ産駒の母は未勝利だが、おじには欧州G1を7連勝したザ・ロックことロックオブジブラルタル(父デインヒル)がいる。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、オブライエン調教師は「将来が楽しみな馬、恐らく中距離馬で、来年の夏にはダービーを念頭に置いて調教されるだろう」と話している。