【BCクラシック】ヒヤリ放馬危機も…ウシュバテソーロ深見助手の対応をブラッドホース紙絶賛

2024年10月29日 15:55

【デルマー(米国)28日=松田直樹】 米国の「ブラッドホース」電子版が28日、この日朝の調教でウシュバテソーロ(牡7、高木)を危険な状況から守った深見正和助手の対応を絶賛した。

 調教中、デルマー競馬場のダートコースを歩いていたウシュバテソーロが突然、何かに驚いて急回転し、深見助手を振り落とすアクシデント。その際に左のあぶみがウシュバテソーロの口元に引っかかり、馬がパニック状態になりかけたが、深見助手は手綱を放さず、馬を落ち着かせて、事なきを得ている。同紙は「彼の技術がウシュバテソーロを危険な状況から救った」と絶賛し、「ウシュバテソーロは何事もなかったかのように残りのトレーニングを続けた」と人馬の無事を伝えている。

 ウシュバテソーロは昨年に続くBCクラシック参戦。今年はサウジCで2着、連覇を狙ったドバイワールドCも2着に敗れ、ステップレースの日本テレビ盃も2着に敗れているが、末脚の爆発力は健在。枠順抽選で決定した7番枠から、世界最高峰を虎視眈々(たんたん)と狙っていく。

出典:日刊スポーツ