【BCターフ】レベルスロマンスがローシャムパークの猛追しのぎ2年ぶり勝利

2024年11月03日 09:43

 米G1ブリーダーズカップターフ(3歳以上、芝12ハロン)がデルマー競馬場で現地2日に行われ、1番人気のレベルスロマンスが2番手追走から直線で抜け出すと、最後方から追い込む7番人気ローシャムパークを振り切った(クビ差)。

 11番枠のレベルスロマンスは序盤にじっくり出ると1周目のスタンド前に向かって進出。逃げ馬の直後に上がって2周目の向正面に入る。3番人気のシャフリヤールが中団の内ラチ沿いにつけ、ローシャムパークは出遅れたエミリーアップジョン(2番人気)に続いて最後方からの追走となった。

 前後15馬身ほどの隊列は2周目の第3コーナーで10馬身圏内に凝縮。最終コーナーで先頭を奪ったレベルスロマンスに対してローシャムパークもスムーズに馬群の外を駆け上がり、内から外へ切り替えるシャフリヤールを封じるようにして直線に突入する。レベルスロマンスは直線半ばまでに3馬身ほど抜け出したが、これをローシャムパークが猛追。ローシャムパークは大きな完歩で詰め寄るもわずかに及ばず、さらに1馬身1/2差の3着に2年連続でシャフリヤールが続いた。

 レベルスロマンスはキーンランド競馬場で開催された2022年に続くBCターフ2勝目。今年はドバイシーマクラシック、チャンピオンズ&チャターカップ、前走のオイロパ賞に続くG1レース4勝目で、通算では7度目のG1制覇とした(重賞10勝目)。

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