【BCクラシック】フォーエバーヤング、宿敵シエラレオーネに及ばず3着
2024年11月03日 10:25
米G1ブリーダーズカップクラシック(3歳以上、ダート10ハロン)が現地2日にデルマー競馬場で行われ、日本から遠征した1番人気のフォーエバーヤングは好スタートから好位を確保するも、ケンタッキーダービーで激闘を繰り広げた5番人気シエラレオーネに2馬身3/4差の3着に敗れた。
先行激化も予想される中でハナを切ったのはデルマソトガケ(8番人気)。外の2番手に2番人気のフィアースネス、フォーエバーヤングも課題のゲートを決めてデルマソトガケの背後で3、4番手を確保する。800m通過は44秒96のハイペースとなり、14頭は前に7頭、5馬身余り開いて後ろに7頭に分断。この中からシエラレオーネとウシュバテソーロ(4番人気)が追走した。
シエラレオーネは中間点を通過すると目を見張る脚勢で前の集団に追いつき、第3コーナーではデルマソトガケをかわして先頭のフィアースネスを2、3馬身の圏内に入れる。フォーエバーヤングも下がってくるデルマソトガケをかわしてくらいつくも手応えは劣勢。勢いに優るシエラレオーネは直線入口でフィアースネスを捕らえると半ばまでに決着をつけ、1馬身1/2差を開いて快勝した。
フォーエバーヤングはラチ沿いから直線で馬場の四分所に持ち出され、さらに1馬身1/4差の3着まで。ウシュバテソーロは末脚不発で10着に完敗し、デルマソトガケは13着に沈んだ。また、大きな注目を集めたシティオブトロイ(3番人気)は一完歩目で脚を滑らせるようにゲートを出ると流れに乗れず、後方集団のまま全く見せ場を作れず8着に敗れた。
シエラレオーネは4月のブルーグラスステークスに続く2度目のG1制覇。その後のG1ではKYダービー(2着)、ベルモントステークス(3着)、トラヴァーズステークス(3着)と追い込み切れないレースが続いたが、強力メンバーでハイペースとなった今回はチャンスを生かした。また、BCクラシックは父ガンランナーとの親子制覇、C.ブラウン調教師は初勝利としている。
(人気は日本での発売分)