【BCフィリー&メアターフ】カナダのモイラが三度目の正直、北米勢では6年ぶり勝利

2024年11月03日 14:33

 現地2日、米デルマー競馬場で行われたG1ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(3歳以上、芝11ハロン)は、4番人気のモイラが中団追走から積極的に動いて先頭を射程圏に入れ、直線早々に抜け出して後続の追撃を振り切った。

 1番人気のシンデレラズドリーム、その後ろの2番人気コンテントを内に置き、ちょうど中団で並走したモイラは、2周目の第3コーナーを前に動いて好位の外に位置を上げる。そこで一旦息を入れると最終コーナーから一気に加速し、直線半ばで1馬身から2馬身のリード。好位の一角からディディア(8番人気)、内からシンデレラズドリームが急追するも、ゴールまでに1/2馬身差のリードを守り切った。

 シンデレラズドリームがディディアとの2着争いをハナ差で制し、コンテントは6着に終わった。

 モイラはカナダのK.アタード調教師が管理するゴーストザッパー産駒の5歳馬で、2022年にはカナダの年度代表馬に選出。その2022年からBCフィリー&メアターフに3年連続で挑戦し、1年目の5着から2年目の2023年は3着、そして三度目の正直で待望のG1初制覇(重賞3勝目)を飾った。北米調教馬のBCフィリー&メアターフ制覇は2018年のシスターチャーリー以来となった。

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