【BCマイル】モアザンルックスが大外一気、テンハッピーローズは見せ場十分の4着

2024年11月03日 14:34

 米G1ブリーダーズカップマイル(3歳以上、芝8ハロン)が現地2日にデルマー競馬場で行われ、最後方からレースを進めた7番人気のモアザンルックスが、大外一気に末脚を炸裂させてゴール前の混戦を断った。

 ラマチュエルとディエゴヴェラスケスの欧州勢が相次いで出走取消となり、レースは最低10番人気のゴリアドを先頭にテンハッピーローズ(6番人気)が2番手、さらにジオグリフ(5番人気)が3番手で向正面に入る。中団には4番人気のヨハネスと2番人気のポータフォーチュナ、その後ろから1番人気ノータブルスピーチの隊列で半マイルを45秒90で通過し、モアザンルックスは先頭から7、8馬身ほどの最後方で8番人気のチリフラッグと並走した。

 最終コーナーに向かって馬群が凝縮していくと、テンハッピーローズが先頭を奪って直線へ。一時は1馬身余り抜け出して押し切る構えを見せたが、直線半ばでヨハネスとノータブルスピーチに捕まり万事休す。それと同時に大外を伸びるモアザンルックスが3頭をまとめて飲み込み、3/4馬身差で混戦を断った。

 ヨハネスがノータブルスピーチとの2着争いをアタマ差で制し、さらに1/2馬身差の4着にテンハッピーローズが粘り込み。ジオグリフも5着(1馬身1/4差)に続いた。

 モアザンルックスはC.ドゥヴォー調教師が管理するモアザンレディ(父サザンヘイロー)産駒の4歳牡馬でG1初制覇(重賞2勝目)。昨年のBCマイルではソングライン(5着)に3/4馬身差の6着だったが、それから9カ月の休養を経た今年8月のフォースターデイヴハンデキャップと続く前走のクールモアターフマイルで2着と成長した姿を見せていた。

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