NZ1000ギニー、惜敗続きのキャプチャードバイラブがG1初制覇で終止符

2024年11月17日 10:35

 ニュージーランド1000ギニー(3歳牝馬、芝1600m)がリカルトンパーク競馬場で現地16日に行われ、2番人気のキャプチャードバイラブが中団馬群の中から直線で内に切り込むと、スタートから先頭キープの1番人気アラバマラスを差し切った(1.3馬身差)。

 キャプチャードバイラブは序盤の中団からやや位置を下げて中間点を通過すると、直線に向かって馬場の中央へ進路を取る馬群の内に切り込みながらスパート。逃げ粘るアラバマラスを残り200mで捕らえた。アラバマラスが2着を死守し、さらに0.2馬身差の3着には後方から勝ち馬を追い掛けるように伸びたステファノス産駒の9番人気ムービンアウトが続いている。

 キャプチャードバイラブはM.ウォーカー&S.バーガーソン調教師が管理するリトゥンタイクーン産駒でG1初制覇。昨年11月12日のデビューから重賞3勝を含む4連勝を飾るも、そこからマナワツサイアーズプロデュースステークスなどG1で連敗し、今シーズンも9月の始動から重賞で2着と3着を続けていた。これで通算10戦5勝としている。

 NZ競馬公式サイトの『loveracing.nz』でウォーカー師は「彼女は秋に向かって成長していくばかりだから、キャプチャードバイラブのこれからが凄く楽しみだよ」とコメントしている。なお、キャプチャードバイラブを所有するテアカウレーシングは、2021年のザパーフェクトピンクに続く7度目のNZ1000ギニー制覇となった。