豪1000ギニーは伏兵アナザープロフェットが快勝、1番人気アエリアナは不利に泣く

2024年11月17日 10:36

 G1豪1000ギニー(3歳牝馬、芝1600m)が現地16日にコーフィールド競馬場で行われ、アナザープロフェット(11番人気タイ)が4番手キープから残り150mで先頭に立ち、1番人気アエリアナの急追をしのいだ(0.4馬身差)。

 発馬を決めたアナザープロフェットは先頭から3馬身ほどの位置で流れに乗ると、逃げるトゥーダーンリジー(9番人気タイ)を直線半ばで捕らえ、終始スムーズな追走で勝利を手にした。

 一方、後方3番手追走のアエリアナは直線入口で進路が狭くなる不利を受け、加速がついた終盤に勝ち馬を急追するも及ばず。さらに1.25馬身差の3着にトゥーダーンリジーが粘り込んだ。

 アナザープロフェットはC.マー調教師が管理するダンチヒ系ブレイズンボウ産駒の牝馬で、2歳終盤の5月13日にデビュー。同29日の2戦目で初勝利を挙げるも、それ以来となった9月14日の3戦目から前走まで重賞3戦を含め4連敗し、通算2勝目(7戦)がビッグタイトルとなった。

 アナザープロフェットは前走のG3カービンクラブステークスでアエリアナから3.5馬身差の2着に完敗し、この日は単勝31倍の人気薄だったが、マー師は「彼女が軌道に乗っていることを分かっていた」「前走はピークの走りで、それから少し良化していたから自信があったんだ」と豪競馬メディア『racing.com』にコメントしている。