メルボルンC除外のヤンブリューゲル、香港国際競走も回避でサウジに再照準

2024年11月22日 12:03

 現地5日の豪G1メルボルンカップを除外され、12月の香港国際競走へ向かう意向を陣営が示していたヤンブリューゲルだが、そこも回避して来年初旬のサウジアラビアでのレースに備えることになったようだ。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が報じている。

 A.オブライエン厩舎のヤンブリューゲルはガリレオ産駒の3歳馬。デビュー4連勝でG1英セントレジャーを制したが、豪州入り後に主催者のレーシングヴィクトリア(RV)による獣医検査で「故障のリスクが高い」と診断されてメルボルンCに出走できなかった。

 オブライエン調教師は当時、ヤンブリューゲルの状態は完璧だと不満を示しつつも受け入れ、「香港のレースに向かうつもり」だと語っていた。しかし香港ジョッキークラブが発表した香港国際競走の追加登録馬にヤンブリューゲルの名前はなかった。

 オブライエン調教師はクールモアのX(旧ツイッター)にて「残念ながら香港に向けて十分に準備する時間がなかったので、プランを再検討する。年明けのサウジアラビアでのレースを目指すかもしれない」と述べている。