ホワイトアバリオが復帰戦を圧勝、今後はペガサスWCを目標に

2024年11月24日 08:35

 昨年のブリーダーズカップクラシックを制すも、今年は不振のホワイトアバリオが現地22日にガルフストリームパーク競馬場の一般戦(ダート7ハロン)で5カ月半ぶりに実戦復帰。2着に10馬身1/4差をつけて圧勝した。

 5頭立てのレースは格下が相手ながら序盤に行き脚がつかず、ホワイトアバリオは最後方から3番手に位置を回復して追走。鞍上の腕が激しく動く他の4頭を直線に向かって片づけると、I.オルティスJr.騎手の仕掛けに鋭く反応して突き抜けた。

 今年のホワイトアバリオは2月のサウジカップ(10着)、6月のメトロポリタンハンデキャップ(5着)と振るわず休養に入り、その間にR.ダトローJr.厩舎から古巣のS.ジョセフJr.調教師の下へ再転厩。今回は出直しの一戦だった。

 米競馬メディア『drf.com』によると、ジョセフJr.師は「一つ終えられてホッとした。一般戦でも我々にはG1レースみたいなもので、全ての関係者にとって非常に重要だった」と無事に結果を出せたことに安堵するコメント。今後はペガサスワールドカップを目標に置き、順調なら12月21日のG3ハーランズホリデーステークスに向かうと明かしている。