【ジャパンC】史上初の外国馬引退式でファンが見送る…ムーア騎手「最高はオーギュストロダン」

2024年11月24日 19:21

<ジャパンC>◇24日=東京◇G1◇芝2400メートル◇3歳上◇出走14頭

 注目のオーギュストロダンは中団外めを進んで直線を向いたが、ディープインパクト産駒らしい切れ味は繰り出せず8着に終わった。直線入り口ではドウデュースと並ぶ場面も、一瞬にして引き離された。ムーア騎手は「スタートしてペースが乱れてしまったのが大きかった。ベストの走りが見せられなかった」と肩を落とした。

 午後5時半からはウイナーズサークルで引退お披露目式が行われ、残った1万5000人のファンに見送られた。ジョッキーは「初めてまたがった日からダービーを勝つと確信した。モノが違った。すごくディープに似ていると思った。たくさん名馬に乗せてもらったが、最高はオーギュストロダン」と語り、スタンドから喝采が浴びせられた。

 またA・オブライエン師は「素晴らしい3年間だった。ガリレオの牝馬にディープの配合で、日本で走るのは夢だった。夢を実現できてその場を与えてくれた皆さまに感謝します」とあいさつした。G1・6勝を含む16戦8勝でキャリアを終えたオーギュストロダンは、来年からアイルランドのクールモアスタッドで種牡馬生活に入る。【岡山俊明】

出典:日刊スポーツ