オーストラリアで大成功を収めているC.マー調教師は現地12月8日のG1香港スプリントにリコメンデイションを送り出し、香港国際競走での初制覇を狙っている。

　リコメンデイションはシャラー産駒の5歳セン馬で、8月のG3ザヒース1100まで重賞3連勝。9月のG1マニカトステークスでは8着に終わったが、11月上旬のリステッド（3着）を叩いて香港遠征に踏み切った。

　マー師は「彼は春に好成績を収め、さらにレベルアップした。オーナーたちは彼を遠征させたいと熱望していたんだ」とコメント。ただし「馬の調子はいいようだが、地元馬（カーインライジング）に勝つのは難しいかもしれない」と本音も漏らした。

　また同師は昨季までオーストラリアでコンビを組み、今季から香港競馬に移籍したD.ユースタス調教師からアドバイスをもらえることを期待しており、「デイブ（ユースタス師）とは必ず会うよ。彼は順調なスタートを切ったね」と元相棒の香港での成功を喜んでいた。

　マー師とユースタス師は共同調教師として1500勝以上をマーク。2022年のメルボルンカップをゴールドトリップで制すなど、G1でも30勝を挙げていた。