昨年は香港Cで2着のルクセンブルクが今年は香港ヴァーズ参戦、「昨年は間違えた」とオブライエン師

2024年12月07日 15:58

 A.オブライエン調教師は現地8日に行われる香港国際競走で、昨年は香港カップ(芝2000m)に出走して2着だったルクセンブルクを今年は香港ヴァーズ(芝2400m)に送り出している。

 キャメロット産駒の5歳馬ルクセンブルクは3歳時にアイリッシュチャンピオンステークスを勝つなど4年連続で欧州G1を制覇。昨年の香港カップでは地元の英雄ロマンチックウォリアーに短アタマ差まで迫った2着だった。

 しかし香港メディア『サウスチャイナモーニングポスト』(電子版)によると、オブライエン師は「昨年は間違ったレースに出走させたと感じている」とコメント。「1マイル半(香港ヴァーズ)のほうがよかったように見えた。特別な馬(ロマンチックウォリアー)とぶつかったのは明らかに不運だった」と振り返った。

 今年は米G1ブリーダーズカップターフ6着からの参戦になるが、同師は「前走はとてもいい走りを見せた。たぶん誰もが思っているよりもいいと思う。昨年の判断が正しかったかどうかが今年で分かる」と語っている。

 オブライエン厩舎からはハーツクライ産駒のコンティニュアスも香港ヴァーズに出走。どちらかが勝てば、同厩舎ではハイランドリール(2015年、17年)とモーグル(2020年)に続く3頭目の勝ち馬となる。