ヴォイッジバブルが香港マイル制す、2着のソウルラッシュ鞍上は「枠順で負けただけ」
2024年12月09日 11:55
現地8日に香港シャティン競馬場で行われたG1香港マイル(芝1600m)は、地元のヴォイッジバブルが日本から参戦したソウルラッシュを退け、1番人気に応える快勝を見せた。
好スタートのヴォイッジバブルは楽に2番手を確保し、そこに外から並ぶように日本馬のジャンタルマンタルが3番手。ソウルラッシュは中段の7番手付近からレースを進める。
直線に入るとヴォイッジバブルが残り300メートル手前で先頭に立って後続を突き放す構えに。そこへ馬場の中央からソウルラッシュ、大外からビューティージョイも追い上げてきたが、ヴォイッジバブルがリードを守り切ってゴールに飛び込んだ。
ソウルラッシュは1馬身1/4差の2着まで。3着にはさらに半馬身差でビューティージョイが続いた。ジャンタルマンタルは直線で早々に手ごたえをなくして後退し、13着に終わった。
P.イウ厩舎のヴォイッジバブルは前哨戦のG2ジョッキークラブマイルからの連勝。G1は今年4月の香港スチュワーズカップ以来の2勝目となった。香港ジョッキークラブ公式サイトによると、イウ調教師は「この馬で勝った騎手の中では、ジェームズ(マクドナルド騎手)が彼のことをもっともよく知っているし、5番枠も有利だった。レースの進め方は彼にぴったりだった」とマクドナルド騎手の騎乗を称賛した。
一方、惜しくも2着に終わったソウルラッシュのJ.モレイラ騎手は「最高の走りだった。枠順(10番枠)に負けただけだと思う」とコメント。最後方から直線一気で3着に入ったビューティージョイのB.アヴドゥラ騎手は「彼は乗りやすい馬ではないが、最後は力強く追い上げた。彼は自身をうまくコントロールした」と話していた。