現地7日、米アケダクト競馬場でG2ドゥモアゼルステークス（2歳牝馬、ダート9ハロン）が行われ、F.ジェルー騎乗のムヒンマが圧倒的な1番人気に応えた。

　最内枠から出たムヒンマはハナを奪ってレースを先導。第3コーナーから徐々にペースを上げて後続を引き離しにかかる。直線ではバレリーナドーロが唯一追いすがったが、ムヒンマは並ばせることなく1馬身差で逃げ切った。

　B.コックス厩舎のマニングス産駒ムヒンマは、これでデビュー3連勝での重賞初制覇。タピット産駒の母は米G3で2着どまりだったが、2代母のピュアクランはアメリカンオークスなど米芝G1を2勝したほか、ケンタッキーオークス3着などダートでも好走した活躍馬だった。

　ドゥモアゼルSは近年の勝ち馬に活躍馬がおり、2020年のマラサートはケンタッキーオークスやブリーダーズカップディスタフなどG1を通算6勝。21年のネストは22年にアラバマステークスなどG1を3勝して米最優秀3歳牝馬に選出された。