賞金200万豪ドルのG2ザ・インガム、好位確保の伏兵ロバストが快勝

2024年12月15日 09:23

 現地14日、豪ランドウィック競馬場で賞金総額200万豪ドル(約1億9500万円)のG2ザ・インガム(3歳以上、芝1600m)が行われ、抜群の発馬から好位のラチ沿いで流れに乗ったロバスト(11番人気タイ)が、直線では逃げ馬と2番手の間からタイミング良く抜け出して快勝した。

 ステパーティー(5番人気タイ)が好位の後ろから0.27馬身差の2着に追い上げ、中団後ろ寄り追走のエンキャップ(11番人気タイ)がさらに0.69馬身差の3着。1番人気のグリンゴッツは2番手から手応え良く直線を迎えるも、馬群に飲まれて13着に大敗した。

 ロバストはB.ベイカー調教師が管理するチャーチル(父ガリレオ)産駒の5歳セン馬で重賞初制覇。今シーズンの8月まで所属していたC.ウォーラー厩舎では5回の重賞挑戦でG3での3着(1回)が最高だったが、9月の移籍から4戦目の前走はG3フェスティバルステークスで自己最高の2着ときっかけをつかんでいた。