豪州の高額レース開催として知られるマジックミリオンズ・カーニバルが妨害工作を受け、当初のゴールドコースト競馬場からサンシャインコースト競馬場での代替開催となって現地4日に開幕した。

　レーシング・クイーンズランドは現地3日のリリースで、ゴールドコースト・ターフクラブとクイーンズランド競馬公正委員会の担当者が、500m標識付近の芝が変色していることを確認したため、熟練騎手たちによる試走なども行った上でゴールドコースト競馬場での開催は不可能と判断。4日に行われる予定だった計10レースのカードをサンシャインコースト競馬場で代替開催する決定を下したとしている。

　豪メディア『racing.com』などによると、ゴールドコースト競馬場の芝は最終コーナーにある残り500m標識付近から幅10m、長さ25mにわたって変色しており、当局は反競馬団体による破壊行為の疑いで捜査を開始したとのこと。

　レーシング・クイーンズランドは変色箇所の芝を張り替えたうえ、次週の11日に組まれているマジックミリオンズ2歳クラシックや同3歳ギニーなどの目玉レースは、予定通りゴールドコースト競馬場で行うとしている。