NZのG1ソーンドンマイル、プロバンスが混戦断って重賞初制覇

2025年01月12日 10:30

 ニュージーランドのトレンサム競馬場で現地11日に行われたG1ソーンドンマイル(芝1600m)は、道中5番手追走のプロバンス(5番人気)が直線で馬群の中を伸び、直前からラチ沿いで粘り込む2番人気カリアルファラシャを際どく差し切った(0.1馬身差)。

 15頭で争われたレースは11番人気のタウンクライヤーがハナを切り、その後ろからカリアルファラシャ、プロバンスの順にラチ沿いで縦列。そのままラチ沿いキープで直線に入った2頭に対し、プロバンスは外に切り替えて馬群の間から追撃態勢に入ると、ゴール前で先頭に立ったカリアルファラシャを最後の一完歩で差し切った。

 さらに0.3馬身差の3着にタウンクライヤーが粘り込み、1番人気のパールオブアルザスは後方から大きく外を回る形となって10着に敗れた。

 プロバンスはS.マーシュ調教師が管理するサヴァビール(父ザビール)産駒の5歳牝馬で今回が重賞初制覇。初勝利は4歳の20231230日と遅く、これまで3度の重賞挑戦も前走のG2リッチヒルマイルでの4着が最高だった。