現地31日、香港シャティン競馬場で香港4歳三冠シリーズの初戦にあたる香港クラシックマイル（4歳、芝1600m）が行われ、L.フェラリス騎乗のマイウィッシュが接戦を制した。

　マイウィッシュは有力馬の中ではもっとも前となる4番手の好位を確保。それをマークするように1番人気のパッキングハーモッドがやや離れて続く。直線に入ると残り200メートル過ぎでマイウィッシュが先頭に立ち、そこへ内から馬群を縫った伏兵ディヴァノが猛追。しかし最後はマイウィッシュがクビ差で凌ぎ切った。

　Z.パートン騎手の香港クラシックマイル初制覇がかかっていたパッキングハーモッドはさらに半馬身差の3着までだった。

　M.ニューナム厩舎のマイウィッシュはフライングアーチー産駒。今月1日のハンデ戦は斤量の軽い馬たちに先着を許しての3着だったが、定量戦の今回はしっかり勝ち切って通算8戦4勝とした。香港ジョッキークラブの公式サイトによると、ニューナム調教師は「今日のレースぶり、位置取り、そして落ち着いた様子から、（1800メートル以上でも）あらゆるチャンスを与えてくれると思う」と今後の距離延長に自信を見せていた。