ロマンチックウォリアーのサウジC後は「ドバイターフで99%間違いない」とシャム師

2025年02月12日 11:15

 サウジアラビアジョッキークラブ(JCSA)は現地11日、公式サイトでサウジカップに参戦するロマンチックウォリアーを紹介。その中でC.シャム調教師が今後の進路について触れている。

 ロマンチックウォリアーは滞在中のドバイから現地時間の10日午前にサウジ入りしたが、国際検疫厩舎で様子を確認したシャム師は「サウジCで何着だろうと次はドバイターフで99%間違いない」と明言。「ドバイレーシングクラブは私からのドバイターフへのエントリーをすでに受けつけているが、ドバイワールドカップはまだなんだ。こちらで彼がどのようにレースを終えるのか見たいからね。でも、彼はほぼほぼドバイターフに行くことになるよ」と、ロマンチックウォリアーにとってサウジCが最初で最後のダート戦になる可能性が極めて高いと話している。

 シャム師は世界的騎手だったM.キネーン氏など、さまざまな情報源からダート挑戦に関して意見を求め、最終的にオーナーとの間でロマンチックウォリアーがサウジアラビアでスターダムにのし上がる道を決定した。

 シャム師はオーナーやJ.マクドナルド騎手と話し合い、まずドバイのアルマクトゥームチャレンジでロマンチックウォリアーを走らせた方が良いと考えたものの、彼がドバイのダートで好ましくない経験をする可能性にオーナーが配慮し、ドバイとサウジのダートでは異なることもあるため、ドバイでの初戦には芝を選択したと経緯を説明している。

「楽に勝てると分かっていたからジェベルハッタにしたんだ。そして、ダートについては秘密にしておこうとね。たぶん、彼はダートも凄く上手にこなすよ。あるいは駄目かもしれないが、彼がハッピーで健康なら、我々は負けても失望を長く引きずることはないさ」と自然体のシャム師。

「出発前にオーナーと話したのだが、恐らく彼が海外で走ることはこれ以上ないし、香港に置いてシーズンごとに3走か4走ということになるだろう」「彼を健康でハッピーにしておき、上手いことやってくれればね」と続け、ロマンチックウォリアーを長く大事に活躍させたいと話している。