豪G1ブラックキャビアライトニング、伏兵スカイバードが後方から突き抜ける

2025年02月16日 11:05

 豪G1ブラックキャビアライトニング(芝1000m)が現地15日にフレミントン競馬場の直線コースで行われ、最後列を追走した7番人気のスカイバードが馬群の中を進出すると、残り200mから一気に突き抜けて快勝した。

 3番枠のスカイバードは前後5馬身ほどの一団で進む馬群の最後列に構え、直前にストレタンエンジェル(6番人気)とベネデッタ(4番人気)を見ながら中間点を通過。馬群が横に広がりはじめると外ラチ方向へ切り替えながら位置を上げていき、先に抜け出していたストレタンエンジェルを一気に差し切ってゴールした。

 さらに1.75馬身差でベネデッタが1番人気のスイッツァランドとの3着争いを制し、モーリス産駒のマズ(5番人気)は先頭でペースを作るも6着に終わった。

 スカイバードはM.フリードマン調教師が管理するエクソスフィア(父ロンロ)産駒の4歳牝馬でG1初制覇。2023年10月にG2フィリーズクラシックを制すなど、これまでに重賞を2勝しており、3カ月前の前走はアスコリピチェーノも遠征したゴールデンイーグルで10着だった。

 フリードマン師は豪競馬メディア『racing.com』に対し、今後のスカイバードをニューマーケットハンデキャップ(3月8日)からウィリアムリードステークスに向かわせる予定とコメントしている。