凱旋門賞馬アルピニスタ、スタディオブマン産駒の牡馬を出産
2025年03月01日 10:25
2022年の仏G1凱旋門賞を制した名牝アルピニスタが、ディープインパクトの血を引くスタディオブマン産駒の牡馬を出産した。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が報じている。
アルピニスタはフランケル産駒の8歳馬。4歳から本格化して21年にベルリン大賞、オイロパ賞、バイエルン大賞と独G1での3連勝を含む重賞4連勝。翌22年も仏G1サンクルー大賞と英G1ヨークシャーオークスを制し、秋の凱旋門賞まで連勝を続けた。引退後は24年に初仔となるドバウィ産駒の牝馬を出産している。
ディープインパクト産駒のスタディオブマンは現役時代に仏ダービーを制覇。昨年が産駒デビュー2世代目の種牡馬としてはブラックタイプの勝ち馬率がトップクラスで、初年度産駒からは英チャンピオンズフィリーズ&メアズステークスで父にG1初勝利を贈ったカルパナや愛G2ベレスフォードステークスを勝ったディープワン、仏G2サンタラリ賞を勝ったバースらが出た。
アルピニスタの生産者であるK.ラウジング氏は「仔馬は父親の特徴をよく表している。バランスがよく、存在感も抜群」とコメント。「アルピニスタが昨年の初産に続き、再び優秀な個体を産んだことを嬉しく思う」と語った。