ラインバッカーが豪3歳G1ランドウィックギニーを快勝、次走はドンカスターマイル
2025年03月09日 11:45
豪G1ランドウィックギニー(3歳、芝1600m)が現地8日にランドウィック競馬場で行われ、2番手追走から直線一杯に粘り込む4番人気のラインバッカーが、単勝1.60倍の圧倒的人気を集めて3番手から追撃するブロードサイディングを振り切った(0.53馬身差)。
レースは逃げ馬から5番手の2番人気スウィフトファルコンまで2馬身半ほどの等間隔に連なり中間点を通過。ブロードサイディングの鞍上J.マクドナルド騎手は最終コーナーで後ろを振り返り、急進してくるスウィフトファルコンを確認する余裕があった。しかし、直線入口で1馬身差ほど前方のラインバッカーも止まらず、その差はジリジリとしか詰まらないままゴール。さらに0.37馬身差の3着にスウィフトファルコンが続いた。
ラインバッカーはJ.オシェア&T.チャールトン調教師が管理するスーパーセス(父ダンディール)産駒のセン馬でG1初制覇(重賞2勝目)。昨年4月の豪シャンパンステークスで2着に敗れるなど、これまで2度挑戦してきたG1ではブロードサイディングの後塵を拝していた。
なお、昨年7月にオシェア師と厩舎の共同運営を始めたチャールトン師にとって今回がG1初制覇。豪競馬メディア『racenet.com.au』によると、オシェア師はラインバッカーを4月5日のドンカスターマイルへ直行させるとコメントしている。