サウジC7着からドバイターフ連覇に挑むフランスのファクトゥールシュヴァル（セン6、J・レニエ）は、陣営が自信満々だ。

　昨年は日本のナミュールに競り勝ってG1制覇を果たした舞台。レニエ師は「昨年は彼が速い馬場に対応できるかどうか、多くの疑問があったし、出走馬も多かった。今年はそれを考えなくていい。昨年は5か月の休み明けでこのレースを勝ったことを考えると、今年は仕上がりがまったく違います」と豪語する。

　「彼は昨年の王者です。今年は頭数が少ないけど、ロマンチックウォリアーやリバティアイランドのようなチャンピオンホースが出走してくれます。昨年は16頭立ての8番ゲートから勝って、今年は11頭立ての大外だけど、マキシム・ギュイヨン（騎手）は（15年に）ソロウで10頭立ての10番枠から勝っていますからね。もしファクトゥールシュヴァルが3着までに入らなければ失望します。（中東遠征が長期間になったが）水曜の追い切りはとても満足できたし、馬はメイダン競馬場を自分の家のように思っています。今回の結果にかかわらず、帰国後は休ませて、クイーンアンSとプリンスオブウェールズSに登録しているロイヤルアスコット開催（英国）へ向けて準備する予定です」。レニエ師は好勝負を期待している。

出典：日刊スポーツ