【ドバイターフ】「負けたけどベストレース」ロマンチックウォリアーのマクドナルド騎手が心境告白
2025年04月05日 10:40
ドバイターフに香港の最強馬ロマンチックウォリアー(セン7、C・シャム)で挑む「ジェイ・マック」こと、ジェームズ・マクドナルド騎手がドバイレーシングクラブの公式ニュースで意気込みを語った。
記事はまず、シドニーの秋のカーニバル開催とドバイワールドカップデーの時期が重なるため、オーストラリアを拠点にする騎手がドバイへ参戦しづらいことを紹介。マクドナルド騎手は「今年はドバイワールドCデーが(例年より)1週間後なので、さらに厳しいです。オーストラリアの最大のレース(の騎乗)をいくつか逃すことになります。土曜のドンカスターマイル、オーストラリアンダービー、TJスミスSには私が乗るはずだった馬がいました。今週末のランドウィック競馬場で騎乗しないためには何か特別なことがなければいけないのですが、ロマンチックウォリアーはその“特別”なんです」と、主戦を務める最強馬の存在を語っている。
「ロマンチックウォリアーは変わらず調子がいいと思います。サウジCをうまく走り切り、ダニー(シャム師)が素晴らしいコンディションに保ってくれています。(ドバイターフは)タフなレースになると思います。12月の香港カップで好勝負だったリバティアイランドがいるし、昨年のこのレースを勝ったファクトゥールシュヴァルがいます。ゴーストライターはまだ成長していくでしょう。簡単なレースではないけど、中東から世界へ向けて、彼がチャンピオンであることを証明したいと思います」。
マクドナルド騎手は歴史的な名勝負となった前走のサウジCを振り返り、「今でもサウジCを何度も頭の中で繰り返しています。負けてしまったので、違う乗り方があったのかと思うことがあります」と心境を告白。「負けたけど、間違いなく、彼のキャリアの中でベストのレースを走りました。土曜日はフォーエバーヤングとロマンチックウォリアーのような2頭のトップホースが2つのレースを走ることにワクワクします」とあらためて、ドバイワールドカップデーと、ロマンチックウォリアーとフォーエバーヤングに対する思いを伝えている。