【ドバイゴールデンシャヒーン】地元のダークサフロンが3歳馬で初制覇、日本勢はクロジシジョーの4着まで
2025年04月06日 09:29
現地5日にドバイのメイダン競馬場で行われたG1ドバイゴールデンシャヒーン(ダート1200m)は、地元UAEの3歳馬ダークサフロン(9番人気)が気合いをつけられてハナに立つと、4番人気ナカトミの追撃を振り切って波乱を呼んだ(0.34馬身差)。
大外枠のダークサフロンはゲートを決めると鞍上のC.ビーズリー騎手が激しく手綱をしごいて主張。同じ3歳馬で日本のアメリカンステージ(3番人気)と昨年の覇者タズ(1番人気)との先行争いを制して単騎逃げの形を作る。1馬身少々のリードで迎えた直線でも逃げ脚は衰えず、5番手から追いすがるナカトミを振り切った。
タズは昨年同様に直線入口で置かれかけてから粘りを発揮するも、勝ち馬の後ろで進路が狭くなる不運もあり、さらに0.78馬身差の3着まで。2番人気のストレートノーチェイサーは一歩目でやや姿勢を崩す格好になって先行できず、馬群に包まれると後方に下がる一方となって見せ場なく8着に惨敗した。
日本勢は後方2番手で第3コーナーに進入した6番人気クロジシジョーが、直線で猛然と追い込みタズに0.16馬身差と迫り4着。アメリカンステージは直線半ばで先行争いから遅れはじめて6着、リメイクは後方のまま10着に沈んだ。
A.ビン・ハルマシュ調教師が管理するダークサフロンはフレイムアウェー(父スキャットダディ)産駒のセン馬。昨年11月22日のデビュー2戦目に今回と同じメイダン競馬場のダート1200mで勝ち上がり、4戦目から芝を3連戦して3月1日のG3ナドアルシバターフスプリントで5着に敗れると、同14日の前走は3歳限定のダート1200m戦を7.13馬身差で圧勝していた。これが重賞初制覇で、3歳馬によるドバイゴールデンシャヒーン制覇は史上初の快挙。通算成績を8戦3勝としている。
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