現地5日、米サンタアニタパーク競馬場でケンタッキーダービー路線の重要な前哨戦となるG1サンタアニタダービー（3歳、ダート9ハロン）が行われ、長期前売りで1番人気に推されているジャーナリズムが本番に弾みをつける勝利を手にした。

　わずか5頭立てのレースとなったが、ジャーナリズムを筆頭にシチズンブル、バーンズとKYダービー有力馬が過半数。シチズンブルが最低人気のウエストウッドとハナを争い、バーンズは3番手、ジャーナリズムは最後方に位置する。

　第3コーナーからシチズンブルが後続を引き放しにかかり、これをバエサが追走。バーンズは早々に脚色が鈍り、ジャーナリズムは外に持ち出して上がっていく。直線に入るとバエサがシチズンブルを競り落として先頭に立つが、これをジャーナリズムが悠々とかわして3/4馬身差の勝利を手にした。

　3着にはシチズンブルをかわしたウエストウッドが入り、バーンズは4着のシチズンブルからも10馬身差の最下位と大敗した。

　M.マッカーシー厩舎のジャーナリズムはカーリン産駒。デビュー2戦目で勝ち上がると前々走のG2ロスアラミトスフューチュリティ、前走のG2サンフェリペステークス、そして今回と重賞3連勝で本番に臨むこととなった。