G1オーストラリアンダービー（3歳、芝2400m）が現地5日にランドウィック競馬場で18頭により争われ、D.レーン騎乗の1番人気アエリアナが好位追走から直線で突き抜け、2着のファームアグリーメント（7番人気）に5.16馬身差をつけて圧勝した。

　アエリアナは2番枠から真っ先にゲートを出ると、そのまま内に1頭分を空けて包まれない位置を確保。最終コーナーでレーン騎手が手綱を控えたまま先頭に並び掛け、直線の残り300m付近から満を持しての追い出しで突き抜けた。

　ファームアグリーメントは中団の内ラチ沿いから馬群を縫うようにして外に切り替え、自身の直前からラチ沿いキープで抜け出した4番人気シャンワーとの2着争いを0.11馬身差で制し、ニュージーランドダービー馬で2番人気のウィリードゥイットは勝ち馬をマークして運ぶも4着に終わった。

　アエリアナはC.ウォーラー調教師が管理するキャステルヴェキオ産駒の牝馬で、昨年11月の豪1000ギニー、前走のローズヒルギニーと今までG1での2着は2回あったが、これがG1初制覇。重賞は通算3勝目としている。