UAEダービー2着の英国調教馬、ハートオブオナー（牡3、J・オズボーン）は米3冠競走初戦、ケンタッキーダービー（G1、ダート2000メートル、5月3日＝チャーチルダウンズ）への参戦を慎重に検討している。

　ジェイミー・オズボーン調教師と娘のサフィー・オズボーン騎手の「親子鷹」でUAEダービーに出走した同馬は日本馬アドマイヤデイトナ（牡3、加藤征）に惜敗したが、「ロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービー欧州＆中東」シリーズのポイント2位で、優先出走権を獲得している。

　7日の「アットザレーシズ」電子版によると、オズボーン師は「私たちは今日、ケンタッキーダービーの登録料を払いました。彼は出走権を得ました。ただ、日程的にとてもタイトで、今後数日、彼の様子を見ていきたいと思います」とコメント。また、「もう少し時間が必要なら、（3冠競走2戦目の）プリークネスSとベルモントSの出走を検討します。来年の冬のレースを走らせたいし、マクトゥームチャレンジ、サウジCやドバイワールドCから逆算して走らせたい。今後の8週間（米3冠競走）にこだわって、来年の冬の彼のチャンスを奪いたくはありません」と、ケンタッキーダービー参戦について、慎重に検討していく姿勢を示している。

出典：日刊スポーツ