米G1マディソンS、ポジターノサンセットがG1初制覇

2025年04月10日 12:56

 現地8日、米キーンランド競馬場でG1マディソンステークス(4歳以上牝馬、ダート7ハロン)が行われ、J.ルパルー騎乗の伏兵ポジターノサンセットが圧倒的な1番人気に推されていたエメリーを下す金星を挙げた。

 レースはエメリーが先頭と差のない2番手の好位に付け、ポジターノサンセットは2馬身ほど後ろの4番手で追走。直線に入るとエメリーが先頭に立つが後続を突き放すには至らず、4頭がほぼ横一線に。そこから抜け出したポジターノサンセットが勝利を収めた。

 エメリーは1馬身差の2着をかろうじて確保。3着はさらに1馬身1/4差でマイメインスクイーズだった。

 I.ウィルキス厩舎のポジターノサンセットはゴールデンセンツ産駒の5歳馬。重賞は未勝利でG1実績も昨年8月のバレリーナハンデキャップ4着のみだったが、3月のハンデ戦勝利を経て臨んだここでG1初制覇を果たした。なおウィルキス調教師はブルーグラスステークスもバーナムスクエアで勝っており、同日にG1を2勝となった。