今月のUAEダービーで2着と善戦したハートオブオナーら2頭が、5月3日の米G1ケンタッキーダービーを回避することが分かった。米競馬メディア『bloodhorse.com』などが報じている。

　ハートオブオナーはイギリスのJ.オズボーン厩舎が管理するオナーエーピー産駒。UAEダービーでは日本馬アドマイヤデイトナから0.04馬身差の2着に入っていたが、陣営がKYダービー回避を表明した。ただしオズボーン調教師は米三冠の残り2戦への出走は引き続き検討中だと競馬メディア『Thoroughbred Daily News』に語っている。

　3月にG3タンパベイダービー（ダート8.5ハロン）を逃げ切ったものの、今月8日のG1ブルーグラスステークス（ダート9ハロン）では最下位の6着同着に終わったオーウェンオールマイティもKYダービーを回避。B.リンチ調教師によると、距離の短いG2パットデイマイルステークスに向かうという。

　両頭の回避により、KYダービー出走馬選定ポイントシリーズ「Road to the Kentucky Derby」で50ポイントを獲得しているフライングモーホークとグランデが、現時点での出走圏内に滑り込み。前者はダート未経験ながらオールウェザーのG3ジェフルビーステークスで2着と善戦。後者はG2ウッドメモリアルステークスでの2着がある。