アリゾナブレイズが仏G3シギー賞を完勝、今後はコモンウェルスCを目標に

2025年04月16日 14:45

 仏シャンティイ競馬場でG3シギー賞(3歳、芝1100m)が現地14日に行われ、ゲートを決めて他の9頭を先導した3番人気のアリゾナブレイズが、残り400mから仕掛けるとリードを開き、後方から追い上げる7番人気エステポナに2馬身1/2差をつけて完勝した。

 1番人気のポリーヴェガは発馬で後手を踏んだ上に残り200mで不利も受け、さらに3/4馬身差の3着まで。2番人気のラエフカは勝ち馬をマークするも伸び切れず4着に終わった。

 アリゾナブレイズは英国のA.マレー調教師が管理するセルゲイプロコフィエフ(父スキャットダディ)産駒の牡馬でアモレーシングらの共同所有。昨年5月にデビュー3戦目の愛G3マーブルヒルステークスで重賞初制覇を飾り、今回はそれ以来の重賞2勝目だが、この間には愛G1フェニックスステークスでの3着と米G1ブリーダーズカップジュベナイルターフスプリントでの2着がある。

 マレー師は英競馬メディア『racingtv.com』などに対して、5月末のG2サンディレーンステークスからロイヤルアスコット開催のG1コモンウェルスカップを目指すと明言。大手ブックメーカー『コーラル』は前売りオッズを17倍としている。