リバーテムズがKYダービー出走回避、ビルトかネオエクオスにチャンス到来

2025年04月17日 13:00

 今月8日の米G1ブルーグラスステークスで3着だったリバーテムズが、53日のG1ケンタッキーダービーを回避して同17日のG1プリークネスステークスを目指すことを陣営が明らかにした。米競馬メディア『Daily Racing Form』が報じている。

 同馬を共同所有するウィンスターファームのE.ウォルデン氏によると、リバーテムズが今年1月のデビュー勝ちからブルーグラスSまで4戦していることが、プリークネスSまで猶予期間を設ける一因となったという。同氏は「もう少し時間をかければプリークネスSで力を発揮できると感じた。正しい判断だと思う」と話している。

 T.プレッチャー厩舎のリバーテムズはマクリーンズミュージック産駒。デビュー2連勝後は3月のG2ファウンテンオブユースステークでソヴリンティの2着、ブルーグラスSではバーナムスクエアの3着に入っていた。

 なおリバーテムズの回避により、ビルトがKYダービー出走圏内に浮上。ただし同馬は3月のルイジアナダービー5着など一連の前哨戦で距離延長に苦戦しており、陣営はKYダービー出走について最終決定はしていないものの、G2パットデイマイルステークスに向かうことを真剣に検討中だとしている。

 ビルトもKYダービー出走を辞退した場合は、ファウンテンオブユースSG1フロリダダービーでいずれも3着だったネオエクオスまで出走権が回る。同馬の陣営はKYダービー出走に前向きな意向を示している。