スイッツァランドが引退へ、クールモア・オーストラリアで種牡馬入り

2025年04月18日 11:50

 昨年11月に豪G1クールモアスタッドステークスを快勝した3歳馬スイッツァランドが引退し、クールモア・オーストラリアで種牡馬入りすることが発表された。豪競馬メディア『racing.com』が報じている。

 スイッツァランドはC.ウォーラー調教師が管理していたスニッツェル(父リダウツチョイス)産駒。2歳時にG2トッドマンステークスを勝ち、3歳になってからはG2ローマンコンサルステークスとクールモアスタッドSを連勝した。

 今年に入ってからは古馬混合G1で苦戦が続いて3連敗。今月5日のTJスミスステークス7着を最後に、今後は出走しない見込みだという。通算成績は10戦5勝。

 クールモアのT.マグニア氏は「彼はトップクラスの2歳馬だったし、3歳春にクールモアスタッドSを最速タイムで制して最高評価を受けた偉大なスニッツェル産駒でもある」「体格的にも素晴らしく、オーストラリアの多くの繁殖牝馬に適したハイクラスな米スピード血統だ」と語り、初年度から質の高い繁殖牝馬を集めてサポートすることを約束した。