番狂わせで香港チャンピオンズM制覇のレッドライオン、「全てが勝利に繋がった」
2025年04月29日 11:05
現地27日のG1香港チャンピオンズマイル(芝1600m)は、圧倒的な1番人気に推されていた地元馬ヴォイッジバブルを同じ香港馬の伏兵レッドライオンが下す番狂わせが起こった。
好スタートのヴォイッジバブルはレッドライオンらを先に行かせていったん番手に下げるレース運び。直線残り300メートル付近で逃げるレッドライオンに並びかけてそのまま抜き去るかと思われたが、レッドライオンも激しく応戦。逆に残り100メートル過ぎで再び前に出ると、さらに差し返してきたヴォイッジバブルを短アタマ差で抑え込んだ。
3着も人気薄のサンライトパワーで香港馬が上位を独占。日本馬のガイアフォースは9着、オーストラリアでG1を9勝のミスターブライトサイドは最下位の13着に沈んだ。
J.サイズ厩舎のレッドライオンは今回が重賞初勝利にして嬉しいG1初制覇。昨年のこのレースでの2着や今年1月のG1香港スチュワーズカップ3着などの実績はあったが、ここ2戦の完敗で人気を落としていた。
サイズ調教師は「勝つには多くの有利な条件が必要。今日は馬場が少し湿っていたこと、単騎逃げできたことが勝利に繋がったのかもしれない。こうした全てが勝利を呼び込んだ」とコメントしている。