香港チャンピオンズマイルで圧倒的人気に推されるも、伏兵レッドライオンに短アタマ差でまさかの黒星を喫したヴォイッジバブルが、香港三冠を目指してG1チャンピオンズ＆チャターカップ（芝2400m）に参戦する可能性が高まった。地元メディアの『サウスチャイナモーニングポスト』（電子版）が報じている。

　ヴォイッジバブルが三冠に挑戦する計画は昨年暮れに浮上し、1月19日の香港スチュワーズカップ（芝1600m）、2月23日の香港ゴールドカップ（芝2000m）を連勝して王手を掛けていた。

「本当に惜しかったが彼はよく走った」とチャンピオンズマイルの惜敗を振り返ったP.イウ調教師は「2400m（チャンピオンズ＆チャターC）へ向かうことになりそうだ。彼に狙わせるつもりだ」と非常に前向きな姿勢を見せている。

『サウスチャイナモーニングポスト』はチェアマンズスプリントプライズで今季のG1レース4勝目としたカーインライジングを年度代表馬の最有力とし、国内外でハイレベルな戦績を残したロマンチックウォリアーも議題に上がるだろうと評価。

　その一方で、チャンピオンズ＆チャターCで成功を収めれば、カーインライジングと並ぶG1レース4勝となり、常に過小評価されているヴォイッジバブルが適正な評価対象になると論じている。