サクソンウォリアー産駒サルディニアンウォリアー、クイーンアンS前哨戦を制す

2025年05月01日 12:50

 現地30日、ロイヤルアスコット開催での英G1クイーンアンステークスのトライアルに位置付けられているリステッドのパラダイスステークス(芝8ハロン)が行われ、ディープインパクトの血を引くサクソンウォリアー産駒サルディニアンウォリアーが勝利した。

 サルディニアンウォリアーはアスコット競馬場の直線コースで3番手追走から残り1ハロン付近で先頭へ。そこへ昨年のクイーンアンS2着馬ドックランズが追いすがって2頭の叩き合いとなったが、サルディニアンウォリアーは最後まで前を譲らず半馬身差の勝利を収めた。

 JT.ゴスデン厩舎のサルディニアンウォリアーはここまでオールウェザーばかり4戦して、デビュー2戦目から3連勝。今回は約5カ月の休み明け、昇格、初芝と厳しい条件だったが、非凡な実力を見せつけた。

 この勝利により、大手ブックメーカー『コーラル』はクイーンアンSでのサルディニアンウォリアーのオッズを26倍から11倍までカット。騎乗したK.シューマーク騎手は『スカイスポーツレーシング』に対し、「彼は非常に能力があり、今日のレースに向けての準備も万端だった。きっと十分に成長してくれると思う」とコメントした。