現地30日、ロイヤルアスコット開催でのG1コモンウェルスカップの前哨戦にあたるG3コモンウェルスカップトライアルステークス（3歳、芝6ハロン）が行われ、T.マーカンド騎乗のビッグモジョが勝利した。

　直線コースで馬群の中段外目を追走したビッグモジョは残り2ハロン付近で先頭に。そこから左へ斜行してヒヤリとしたものの、なんとか2着のディアブロロホを半馬身で退けた。

　M.アップルビー厩舎のビッグモジョはモハーザー産駒。2歳時に英G3モールコームステークス1着、米G1ブリーダーズカップジュベナイルターフスプリント4着などがあり、3歳初戦のここで重賞2勝目を挙げた。

　この勝利を受け、大手ブックメーカー『パディパワー』はコモンウェルスカップでのオッズを26倍から15倍にカット。ただしアップルビー調教師は「キングチャールズ3世ステークスの方が可能性があると思う」と『スカイスポーツレーシング』に語っており、3歳同士の6ハロン戦よりも古馬混合の5ハロン戦に向かう可能性を示した。