英ニューマーケット競馬場でG2ダリアステークス（4歳以上牝馬、芝9ハロン）が現地4日に行われ、最後方の5番手を追走したW.ビュイック騎乗の1番人気シンデレラズドリームが、残り1ハロンを前に横一線となった真ん中から4馬身1/2差と突き抜けて圧勝した。

　2列目の2番人気のエルマルカが並走する4番人気ビューティフルラブとの2着争いを3/4馬身差で制し、3番人気のランニングライオンは最下位の5着に沈んだ。

　シンデレラズドリームはゴドルフィン所有でC.アップルビー調教師が管理するシャマーダル産駒の4歳馬。昨年11月のブリーダーズカップフィリー＆メアターフ（2着）から今年は2月のG2バランシーン（2着）で復帰し、これで3度目の重賞制覇とした。

　ゴドルフィンの公式サイトはアップルビー師の「ブリーダーズカップから逆算して大きなプランを描いている。昨年のブリーダーズカップでは少し運がなかったと感じているけど、それがブリーダーズカップというもので受け入れるしかないし、デルマーにはぜひもう一度行きたい。その前にサラトガのダイアナステークスを検討するが、まずは一旦落ち着いてから考えるよ」というコメントを紹介している。