仏ダービー前哨戦のグレフュール賞、ミダクが逃げ切って無敗キープ

2025年05月10日 11:33

 現地9日、仏ダービーの前哨戦にあたるG3グレフュール賞(3歳、芝2100m)が行われ、M.バルザローナ騎乗のミダクが鮮やかに逃げ切った。

 5頭立てのレースでハナを切ったミダクは後続を引きつけながら逃げ続け、直線に入った残り500メートル付近で満を持してスパート。終始セーフティーリードを保ち、最後は2着のダイオプテーズに2馬身半差をつけての勝利とした。

 F.グラファール厩舎のミダクはジャイアンツコーズウェイ系フットステップスインザサンド産駒。デビュー3連勝での重賞初制覇となった。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、グラファール調教師は「フィジカルだけでなくメンタルも前走から明らかに成長している。レース中のふるまいもとても満足のいくものだった」と称賛。ただし仏ダービーへの登録がないため、今後については関係者と話し合うとしている。

 近年のグレフュール賞勝ち馬には活躍馬も多く、2018年のディープインパクト産駒スタディオブマンは仏ダービーも連勝。2020年のゴールドトリップは豪G1メルボルンカップを制し、2022年のオネストは仏G1パリ大賞を勝った。