アンリマティスが仏2000ギニーで末脚一閃、ジョンキルとの接戦制す
2025年05月12日 13:00
現地11日、仏パリロンシャン競馬場でG1仏2000ギニー(3歳牡馬、芝1600m)が行われ、R.ムーア騎乗のアンリマティスがO.マーフィー騎乗のジョンキルとの接戦をアタマ差で制した。
レースが縦長の展開となる中でアンリマティスは中段からやや後方に控え、ジョンキルは先行4頭からやや離れた5番手を追走。直線で各馬が追い出すと内を突いたアンリマティスが一気に伸び、残り200メートル過ぎで先頭に。そこへジョンキルも差し返してきたが、わずかにアンリマティスが先着した。
3着はさらに1馬身差でカミーユピサロ。2番人気のリダリは5着に終わった。
A.オブライエン厩舎のアンリマティスはウートンバセット産駒でクールモアの共同所有馬。2歳時に米G1ブリーダーズカップジュベナイルターフを勝ち、今年は3月末のG3愛2000ギニートライアルステークス勝ちからクラシック制覇を果たした。
オブライエン調教師は「クリストフ(スミヨン騎手)は自分の馬(同厩舎のカミーユピサロ)が仏ダービー馬になれると考えているので、オーナーは2頭を使い分けるだろう」と語り、アンリマティスがマイルG1のセントジェームズパレスステークスに向かう可能性は十分にあると語った。
なおこの勝利を受け、大手ブックメーカー『コーラル』はセントジェームズパレスSでのアンリマティスのオッズを9倍から7倍にカットしている。