現地15日に行われた英ダービー前哨戦のG2ダンテステークスで6着と初黒星を喫したザライオンインウィンターは、レース直後には7倍までオッズが下落したものの、週明けの19日には再び1番人気に再浮上した。

　ダンテSの直後は同じA.オブライエン厩舎のドラクロワに1番人気を取って代わられたザライオンインウィンターだが、19日には主要ブックメーカー全てで1番人気に返り咲き。冠スポンサーである『ベットフレッド』では3.5倍となっている。

　同社の広報担当は「ダービーのオッズは2週間のトライアル期間で常に変化してきたが、ここ24時間が最も顕著だった」とコメント。「オーギュストロダンとシティオブトロイが期待外れのシーズン初戦から復活して英ダービーを制覇した実績から、賭け手たちはオブライエン調教師が再び魔法をかけてくれると信頼を寄せている。三度目の幸運を願っているんだ」と語っている。

　オブライエン調教師は過去2年の英ダービーを連覇しており、23年のディープインパクト産駒オーギュストロダンは英2000ギニー12着から、24年のシティオブトロイも英2000ギニー9着から巻き返して英ダービー制覇を果たした。