​豪移籍初戦を制したサーデリウス、春シーズンはメルボルンCを目標に

2025年05月22日 12:04

 フランスからオーストラリアへの移籍初戦だったG3チェアマンズハンデキャップ(芝2000m)を制したサーデリウスは秋シーズンをこれで終え、11月のG1メルボルンカップに備えることが分かった。

 欧州ではデリウスの登録名でJC.ルジェ厩舎に所属していたサーデリウスは、デビュー3連勝で仏G3リス賞を制覇。その後は仏G1パリ大賞3着などがあり、10月の仏G1凱旋門賞8着後にオーストラリアのG.ウォーターハウス&A.ボット厩舎へ移籍した。

 豪競馬メディア『racing.com』によると、休み明けだったチェアマンズHの勝ちっぷりにボット調教師は「素晴らしい走りを見せてくれた。将来性も十分だ」とコメント。「春に向けていったん休養させ、メルボルンCへの挑戦を計画する」と語った。

 さらに今後についてはオーストラリアの競馬スタイルに慣れる必要があるとし、「フランスで慣れ親しんできた距離と違い、調整のため短距離のレースで復帰する必要があるだろう。今後もいくつかの課題に直面するだろうが、彼が優秀であることには間違いない」と続けている。