仏G1イスパーン賞、ソジーが距離短縮を克服して快勝

2025年05月26日 14:25

 現地25日、仏パリロンシャン競馬場でG1イスパーン賞(芝1850m)が行われ、M.ギュイヨン騎乗のソジーが1番人気に応えた。

 スタートが今ひとつだったソジーは序盤に進路が狭くなる一幕があったものの縦長となった馬群の4番手で流れに乗り、フォルスストレート終盤で早くもスパート。2番手から先に抜け出したサルディニアンウォリアーをゴール前で差し切った。

 4連勝中だったサクソンウォリアー産駒のサルディニアンウォリアーは1馬身差の2着でG1初制覇ならず。さらに2馬身半差の3着はオリゾンドレで、昨年の英1000ギニー馬エルマルカは4着に終わった。

 A.ファーブル厩舎のソジーはシーザスターズ産駒の4歳馬。昨年のパリ大賞、前走のガネー賞に続く3度目のG1制覇となった。大手ブックメーカー『パディパワー』は今回の勝利を受け、75日に英サンダウン競馬場で行われるエクリプスステークスでのソジーのオッズを11倍から9倍にカットしている。

 英競馬メディア『At The Races』によると、ファーブル調教師は「オーナーたちが彼をエクリプスS(芝10ハロン)に出したいと熱望していたので、より短い距離を試す必要があった」と、このレースを選択した理由を説明。 そのうえで「(ソジーの走りには)大変満足だ。1.5マイルをこなせる馬ながら(この距離で)強豪に勝てるスピードがあるというのは、私たちが期待していた最高の結果だ」と続けた。