日本人所有のトップギア、仏G3パレロワイヤル賞を快勝でサトノレーヴと対戦へ

2025年05月28日 12:18

 仏パリロンシャン競馬場で現地25日に行われたG3パレロワイヤル賞(3歳以上、芝1400m)は、発馬良くハナに立った1番人気のトップギアがマイペースに持ち込み、2番手追走の3番人気サジールに1馬身3/4差をつけて逃げ切った。

 さらに1馬身1/2差の3着には1月のファイアブレイクステークスでローレルリバーを破ったキングゴールド(6番人気)が続き、2番人気のレイクフォレストは最後方から追い込み及ばず4着に終わった。

 トップギアはC.ヘッド調教師が管理するウートンバセット産駒の6歳牡馬で、2023年にG1ジャンプラ賞勝ちのグッドゲスも所有していた日本人の斎藤久明氏がオーナー。昨年10月の英G2チャレンジステークス以来の今季初戦で重賞3連勝(通算4勝目)とした。

 英競馬メディア『racingpost.com』によると、大手ブックメーカー『コーラル』はロイヤルアスコット開催のG1クイーンエリザベス2世ジュビリーステークスにおけるトップギアの前売りオッズを12倍から9倍にカット。クイーンエリザベス2世ジュビリーSには日本からサトノレーヴも参戦を期して現地入りしている。

 ヘッド師は「アスコットはアイデアとしてあるし実現したいね」「彼はあれくらいの距離(6ハロン)も上手に走るだろうし、直線コースに戻るのも問題ない」と意欲を見せている。