好メンバーの英G3ジョンオブゴーントS、4歳初戦のテンボブトニーが重賞初制覇

2025年06月01日 10:19

 英ヘイドック競馬場で現地5月31日にG3ジョンオブゴーントステークス(4歳以上、芝7ハロン)が12頭により争われ、W.ビュイック騎乗の3番人気テンボブトニーが好発から中団に控えると、直線で外ラチ方向へ向かう馬群の内に切り込みながら抜け出し、背後から馬体を併せにきた4番人気キンロスに競り勝った(アタマ差)。

 さらに1馬身1/2差の3着には6番人気のヴォルテッラが2番手追走から粘り込み、1番人気のオーディエンスは中団から終始外を回る形になって7着に敗れた。

 テンボブトニーはE.ウォーカー調教師が管理するナイトオブサンダー産駒の4歳セン馬で重賞初制覇。これまでに重賞は昨年の英2000ギニー(8着)、独2000ギニー(4着)から駒を進めた仏G3パン賞での2着が最高で、今回は11月のリステッド(5着)以来となる4歳初戦だった。

 ウォーカー師の助手は英競馬メディア『racingtv.com』などに対して「彼は6ハロンに短縮するよりもマイルに延ばした方が良さそうだし(ロイヤルアスコット開催の)ロイヤルハントカップとクイーンアンステークスに登録してある」と次戦について言及している。